◇協力団体


●有限会社 ビッグイシュー日本

 ビッグイシューはホームレスの人々にモノやおカではなく「チャンス」を提供する事業です。

 

『ビッグイシュー日本版』という質の高い雑誌をつくり、ホームレス状態にある人の独占販売とすることで、「ホームレスの人しかできない仕事」をつくっています。 

 

 1991年にロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊しました。しくみは、『ビッグイシュー日本版』をホームレスである販売者が街頭で販売します。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。最初10冊は無料で提供し、その売り上げ(3,500円)を元手に、1冊170円で仕入れていただきます。

 

 社会問題の当事者になった人がその問題解決の担い手になって初めて、その社会問題は解決されると私たちは考えています。販売者となった人たちは私たちのビジネスパートナー。このような考えで、私たちは日本を居心地のいい、チャンス「豊かな」社会に、そして安心して生きられる社会に変えたいと思っています。

 

 街角でビッグイシュー販売者を見かけたら、ぜひお声をかけてみてください。


●認定NPO法人 ビッグイシュー基金

『ビッグイシュー基金』とは、有限会社ビッグイシュー日本を母体に設立された非営利団体です。ビッグイシュー日本版創刊から約4年後の2007年に設立されました。ビッグイシュー日本の活動を通して、ホームレス問題の根本的な解決に挑戦するためには、当事者の挑戦をサポートできる社会の基盤が必要だと考えたからです。

 

 2008年4月にNPO法人の認証を、2011年には国税局から認定を受けました。これによりNPOビッグイシュー基金への寄付は税控除が受けられるようになりました。 貧困問題という大きな氷山の頂点ともいえるホームレス問題の解決から取り組むことで、ビッグイシュー基金は、「失敗しても何度でも再チャレンジできる」「誰もに居場所と出番がある」社会の形成を目標として活動しています。

 

  生活自立、就業、文化・スポーツ活動などの多面的なサポート事業を行うほか、生きやすい社会をととのえるため、ホームレス問題解決のネットワークづくりや政策提言活動や市民が活動に参加する機会の提

供などを行っています。

 

  ホームレス問題は、今、あなたのすぐ隣で起きている出来事です。そして、ホームレスという人種はどこにもいません。ホームレス状態におかれている人がいるだけなのです。

 

 まず、路上で暮らす「人生をあきらめない」人たちの声に、耳を傾けてみてください。そして、生きやすい社会をつくるために、一人ひとりができることを一緒に考えてみませんか?


●一般社団法人 つくろい東京ファンド

  一般社団法人つくろい東京ファンドは、20146月、東京都内で生活困窮者の支援活動をおこなってきた複数の団体のメンバーが集まり、設立されました。代表理事は、認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやいの前理事長である稲葉剛が務めています。

 

私たちの社会には、生活に困った人たちを受け止めるためのセーフティネットが整備されているはずです。しかし実際には、ネットのあちこちに空いた隙間からこぼれ落ち、制度を利用できていない人がたくさんいます。そこで、つくろい東京ファンドでは「市民の力でセーフティネットのほころびを修繕しよう!」を合言葉に、ネットのほころびを繕うための事業を展開しています。

 

【主な活動内容】  

・住宅支援事業:

「住まいは人権である」という理念のもと、東京都中野区で個室シェルター「つくろいハウス」を運営しているほか、豊島区、墨田区、新宿区でも、空き家や空き室を活用した低所得者向けの支援アパートやシェルター、シェアハウスを運営しています。

・情報に関する支援事業:

”生きる”を支える人を応援するメディア「マチバリー」を運営し、他の支援団体の情報発信の支援も行なっています。

・こども食堂事業:

墨田区で空き家を活用した「ことといこども食堂」を運営しています。

・居場所づくり&仕事づくり:

練馬区で、ホームレス経験者が働く「カフェ潮の路」の運営及び、フェアトレード&自家焙煎の「潮の路珈琲」の製造・販売を行なっています。

 

 詳細は、つくろい東京ファンドの下記ウェブサイトをご覧ください。「潮の路珈琲」が購入できるオンラインショップもあります。

 

 つくろい東京ファンドのマスコットキャラクターは「つくろい猫のぬいちゃん」。縫い針を持ったぬいちゃんは、セーフティネットの穴をふさぐため、ほころびをせっせと繕っています。

  

あなたもぜひ、ぬいちゃんの「つくろい仕事」に力をお貸しください。

 【HP】http://tsukuroi.tokyo


●社会慈業委員会 ひとさじの会

 ひとさじの会は、2009年4月7日に浄土宗僧侶が設立したお念仏の信仰をもって社会的弱者の支援を行う団体です。

 浄土宗がかつて「社会事業宗」と呼ばれていたことにちなみ、「慈」の字を入れて正式名称を「社会慈業委員会」とし、法然上人の伝記にある、上人が重湯を路上の病人に一さじずつ口元に運ぶ姿に学び、会の通称を「ひとさじの会」と命名しました。

   

【活動内容】

  • 生活困窮状態の方の葬送支援、及び追悼法要
  • 浅草における炊き出し・夜回り配食・医療品の配布
  • 定例会(毎月)・勉強会・講演会など
  • 寺院による米支援の呼びかけ -災害用備蓄米・古米の活用推進-
  • 寺院・僧侶による社会的弱者支援のモデルづくり
  • 東北被災地支援活動 -祈りの道プロジェクト・子ども会・仮設カフェ-
  • プチ修行  -お坊さんと一緒に念仏を称える為先会- 

※ひとさじの会では、自分たちでご飯を炊いて、ひとつひとつ丁寧におむすびをつくってお配りし、より多くの人とのご縁を「むすんで」いきたいと考えています。この活動にボランティアとして一緒に活動していただける方、ぜひご連絡ください。よろしくお願い申し上げます。

【HP】http://hitosaji.jp/


●浄土宗 梅窓院

 浄土宗梅窓院は、寛永20(1643)年徳川家康公以来の家臣、老中青山大蔵少輔幸成公が逝去の時、青山公の下屋敷内に建立された寺院。

 

 世界的に有名な建築家・隈研吾氏の設計で、2003年に本堂再建。

港区の「青山」という地名は青山公の屋敷があったことに由来し、今日に至っている。

 

 梅窓院は、「街に開かれた寺」を理念に、広く一般の人々も受け入れられる「集いの広場」、「コミュニティー」を作りたいという願いでピアノリサイタル、文化講演会、仏教講座等、様々な文化活動を行っている。  


●KEEN JAPAN GK(キーン・ジャパン合同会社)

 KEENはアメリカ・オレゴン州ポートランドを拠点とするアウトドア・フットウェアブランドです。

 

 2003年の創業モデルでもある、つま先を保護する初めてのサンダル『NEWPORT(ニューポート)』の発表によりフットウェアシーンに革命を巻き起こし、サンダルとシューズ、陸と水、快適性と機能性、ファッションと機能といった「ハイブリッド・フットウェア」というコンセプトを築き上げました。以来、独創的かつ多機能な商品を展開しています。

 

 地球のすべての場所を、その場所を見つけた時よりも美しくして去ることをモットーにしているKEENは、

「Giving Back:社会への還元」、「Taking Action:市民運動」、「Reducing Impact:環境負荷の低減」の3つのテーマを『キーン・エフェクト』と総称し、パートナー団体とともに、わたしたちの暮らす地球や社会の環境保護活動や、その市民運動のサポート、靴・支援金の寄付、靴の製造過程における環境への負荷の軽減など、環境保護活動や社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。


●池袋あさやけベーカリー

 路上生活を経験したり、こころや身体に病気や障がいを持つ仲間と地域のパン屋さん、そしてたくさんの人とつながりはじめたパン屋です。


●在日ベトナム仏教信者会

 日本で暮らし、働いているベトナム人コミュニティの団結を固めるとともに、ベトナム文化の伝統と民族の特色、風俗習慣をしっかりと理解するため、日本で生まれ育ったベトナムの子供たちにベトナム語の能力をつけさせ、維持し、発展させることにつとめています。また日本に留学して困難な状況にある留学生にも支援をしています。

 

 さらに、仏法の研究や精神修行においてベトナム仏教徒を導き、ベトナムの国家や人々を発展させるのに貢献するソーシャルワークに参加し、ベトナム仏教教会が日増しに力強く発展するよう仏事の支援を行ってゆきます。今回のイベントでは手作りのベトナム料理を提供しています。